貴船・鞍馬の紅葉2026:京都北部の紅葉1日観光まとめ
貴船・鞍馬は京都北部にあり、11月中旬から下旬が紅葉の盛りです。叡山電車で紅葉トンネル、貴船神社、鞍馬寺をつなげられるので、1日かけて巡る価値があります。
紅葉の見頃:北部は早く色づき、11月中旬〜下旬が美しい時期
京都北部は、通常10月下旬から色づき始め、貴船と鞍馬は11月中旬から下旬が見頃のピークです。2026年の貴船神社の紅葉ライトアップは11月7日〜24日、叡山電車の紅葉トンネルの徐行運転とライトアップは11月7日〜12月6日です。点灯と紅葉を一緒に楽しむなら、11月中旬前後が最も重なります。

1日プランの全体像:出町柳から鞍馬へ、山道を歩いて貴船へ
おすすめの順路は、出町柳駅から叡山電車で鞍馬へ行き、先に鞍馬寺を参拝し、山中の道を歩いて貴船神社へ向かい、最後に貴船口駅から叡電で出町柳へ戻る流れです。体力に自信がなければ、叡山電車で貴船口駅まで行き、バスに乗り換えて貴船へ向かいます。全行程は1日で回ることを主に想定した計画です。
鞍馬寺の山内には2通りの歩き方があります。ケーブルで本殿を往復する道は「安楽の道」と呼ばれます。山門から貴船へ通じる西門まで歩く道は「修行の道」です。本殿の開扉時間は9:00〜16:15です。ケーブルの最終の上りは山門駅16:20発で、公式案内によると、これで上ると本殿は閉まっています。
日程と季節:川床は夏季限定で、紅葉シーズンは営業しません
貴船の川床料理は夏季限定で、紅葉シーズンは営業していません。秋の日程は、紅葉、参拝、夜のライトアップが中心です。昼は本宮と奥宮の間で参拝を組み込むこともでき、夜は本宮に戻って紅葉のライトアップを楽しめます。
貴船神社の紅葉ライトアップは11月7日〜24日、日の入りから20:30までです。会場は本宮と奥宮の境内です。水占みくじもライトアップの時間帯に含まれます。授与所はライトアップ期間中、9:00〜20:00です。
鞍馬寺の霊宝殿(鞍馬山博物館)は入館料200円、開館時間は9:00〜16:00です。休館日は火曜日で、祝日の場合は翌日になります。12月12日から冬期休館に入ります。
貴船・鞍馬の紅葉2026へのアクセス:交通手段と費用ガイド
貴船神社と鞍馬寺への行き方:交通手段をまとめて紹介
京都市街から貴船・鞍馬へ行く方法は、出町柳駅から叡山電車に乗るのが最も一般的です。
- 叡山電車:出町柳駅から鞍馬方面行きに乗ります。叡山電車は私鉄のため、JAPAN RAIL PASSは使えません。本数と運賃は、叡山電鉄の公式発表で確認してください。
- 貴船:貴船口駅で降りてバスに乗り換え、「貴船」バス停で下車します。そこから貴船神社まで徒歩約5分です。
- 鞍馬:終点の鞍馬駅まで乗ります。仁王門は駅の北側すぐです。
出町柳駅から鞍馬駅までは約30分、貴船口駅までは約28分です。貴船口駅前から京都バス33番に乗ると、「貴船」バス停まで約7分です。貴船口駅から貴船神社まで歩くと約30分、距離は約2kmです。

貴船・鞍馬の紅葉2026:見どころスポットとエリア別ハイライト
叡山電車の紅葉トンネル:車窓に広がる紅葉の回廊
紅葉トンネルは鞍馬線の市原駅と二ノ瀬駅の間にあり、約250mの線路沿いに楓が並び、秋は紅葉、初夏は青もみじ。車内から眺めるのみで、下車不可・追加料金不要。2026年11月7日〜12月6日は徐行し、日没後に点灯、車内灯は消灯。点灯列車は平日、出町柳発16:30〜20:43、鞍馬発16:50〜21:02で、土休日と紅葉シーズンの休日は時刻が少し異なります。

夜のライトアップは2026年11月7日〜12月6日、鞍馬線の市原駅〜二ノ瀬駅間(約250m)です。日没後は徐行し、車内灯を消します。11月13〜30日は全席指定の「紅葉ライトアップ特別列車」も運行します。往路はもみじのトンネルで約3分、復路は二ノ瀬駅で約5分停車します。申込は10月24日開始です。日程は変わることがあるため、公式発表でご確認ください。

貴船神社本宮:赤い灯籠の参道と水占い(紅葉のハイライト)
貴船神社の本宮は貴船川沿いにあり、表参道の石段の両側に赤い灯籠が並びます。秋を最もよく象徴する景色です。本宮の参拝時間は5月1日〜11月30日の6:00〜20:00で、参拝は無料です。参拝時間内は水占みくじも引けます。
創建の地である奥宮が洪水で流失したため、本宮は天喜3年(1055年)に現在の地へ移されました。現在の本宮は平成の造営で、基礎からすべて建て替えられたものです。社殿前の石垣から湧き出る御神水は、貴船山の湧き水です。
水占みくじは、霊泉に浮かべると文字が浮かび上がることで知られています。本宮の参道の春日灯籠は、毎日日没から閉門まで灯ります。石段が多いため、車いすとベビーカーでは参拝できません。



貴船神社奥宮:本宮の上流に続く深山の参道
奥宮は、本宮の上流へ続く山道にあり、貴船神社の三社詣(本宮、奥宮、結社)のひとつです。道沿いは木々が濃く、秋は紅葉と常緑樹が入り混じります。石段は濡れて滑りやすいので、足元に気をつけてください。
奥宮は貴船神社の創建の地で、森に囲まれた神聖な場所です。伝承では、玉依姫命が乗った黄船は、人目に触れないよう石で包み囲まれました。苔むしたその石は、今も奥宮の本殿のそばに祀られています。
本殿の真下には「龍穴」と呼ばれる大きな穴があります。龍穴は人目に触れてはならない神聖なもので、誰も見ることは許されていません。貴船神社の龍穴は日本三大龍穴のひとつとされています。奥宮も紅葉ライトアップの会場です。


貴船神社結社:和泉式部が復縁を祈った良縁の石碑
結社は貴船神社の境内にあり、主に縁結びの神を祀っています。平安時代の歌人・和泉式部が夫の心変わりに悩み、ここで歌を捧げて祈ったと伝わり、後に彼女の和歌を刻んだ石碑が境内に建てられました。結社は本宮と奥宮の間の参道にあり、本宮、結社、奥宮の順に参拝するのが最も回りやすいです。
結社は貴船神社の中社で、縁結びで有名な社です。御祭神は磐長姫命です。伝承では、瓊々杵命は木花開耶姫だけを望み、磐長姫命は大いに恥じました。そして「私はここに留まり、人々に良縁を授けよう」と鎮座されたと伝わります。和泉式部の願いが叶ってから、貴船は「恋の宮」と呼ばれるようになりました。

貴船から鞍馬へのハイキング:木の根道と天狗伝説
貴船と鞍馬は山中の道でつながっています。順路は、鞍馬駅、仁王門、由岐神社、九十九折参道、本殿金堂、魔王殿、そして貴船神社です。途中の木の根道は牛若丸と大天狗の伝説で知られ、地面は木の根と石段が入り交じります。雨の日や濡れて滑りやすい時は避けてください。
鞍馬寺の公式サイトが示す徒歩の目安は次のとおりです。鞍馬駅から仁王門まで約3分、仁王門から由岐神社まで約5分です。由岐神社から九十九折参道を通って本殿金堂まで約20分です。本殿金堂から魔王殿まで約30分、魔王殿から貴船神社まで約20分です。
木の根道で根が地表に模様を描くのは、一帯の砂岩がマグマの貫入で硬化し、根が地下へ伸びられなかったためです。牛若丸もこの道で兵法の修行をしたと伝わります。義経堂の周辺は、牛若丸が天狗に兵法を習ったと伝わる「僧正ガ谷」です。
鞍馬寺仁王門:愛山費と入山口
仁王門は叡電鞍馬駅の北側すぐにある鞍馬寺の山門で、登山と参拝の入口です。入山には愛山費500円(高校生以上)が必要で、現金払いです。鞍馬駅から本殿までは徒歩約30分です。問い合わせ先は075-741-2003です。
仁王門は明治44年(1911年)に再建された山門です。左側の扉は寿永年間(1182〜1184年)のものです。両脇の仁王像は、運慶の嫡男・湛慶の作と伝わります。この門は浄域への結界とされています。
鞍馬駅から仁王門までは徒歩約3分です。愛山費は2023年4月1日から500円で、山内を清め、緑を育て、参道を整えるために使われます。ケーブルの山門駅は、仁王門からさらに徒歩約2分です。

由岐神社:大杉さんと京都三大奇祭
由岐神社は鞍馬寺の参道の途中にあり、叡電鞍馬駅から徒歩約10分です。参拝そのものは無料です。境内の大杉さんは樹齢約800年で、願いごとはひとつだけと伝わります。毎年10月22日の火祭は京都三大奇祭のひとつで、当日は参拝者が多くなります。
祭神は靫明神です。天慶3年(940年)に天慶の乱が起き、朱雀天皇の勅により鞍馬寺へ遷され、北方を守る鎮守社となりました。鞍馬の火祭は、そのとき里人がかがり火を持って神霊を迎えたことに由来すると伝わります。
鞍馬の火祭は10月22日に行われ、由岐神社の例祭です。拝殿は重要文化財で、豊臣秀頼が再建しました。鞍馬駅から仁王門まで約3分、仁王門から由岐神社まで約5分です。

鞍馬寺本殿金堂:尊天信仰と金剛床
本殿金堂は鞍馬寺の中心で、毘沙門天王(光)、千手観世音菩薩(愛)、護法魔王尊(力)を祀ります。これを尊天信仰と呼びます。本殿の開扉時間は9:00〜16:15です。本尊は厨子の中にあり、60年に一度開扉されます。前回は1986年、次回は2046年の予定です。金堂前の金剛床には、星曼荼羅の図が描かれています。
金堂前の「阿吽」の虎は、本尊・毘沙門天のお使いの神獣です。毘沙門天は寅の月、寅の日、寅の刻に出現したとされるためです。本殿の地下は宝殿で、信徒の清浄髪が祀られています。由岐神社から九十九折参道を通って本殿金堂までは約20分です。


鞍馬山ケーブル:高低差89mの寺営ケーブルカー
鞍馬山ケーブルは山門駅と多宝塔駅を結び、全長約191m、高低差約89m、片道約2分です。乗車は「寄進」として支払い、大人片道200円、小学生以下片道100円です。始発の上りは8:40、最終の下りは16:25です。定期点検日や極端な悪天候時は運休するため、事前に確認してください。
ケーブルは20分ごとの運行です。最終の下り16:25の時刻は、1〜5月と9〜12月のものです。鉄道事業法の許可を受けた鉄道では唯一、宗教法人が運営するケーブルです。多宝塔駅から本殿金堂までは徒歩約10分です。ペットは入山できますが、ケーブルには乗れません。

貴船・鞍馬の紅葉2026はいくらかかる?拝観・乗車券まとめ
叡電紅葉ライトアップ特別列車:全席指定の夜の列車
2026年11月13日〜30日、1日1本。一般の点灯運行が終わった後に展望列車「きらら」が走り、55席限定で全席指定です。21:00に出町柳駅の改札前に集合し、解散は約22:40です。5,500円〜で、10月24日10:00から当日20:00までセブンチケットで受付、満席で終了です。紅葉次第で延長や増発の可能性もあります。

えぇきっぷ:叡電全線の1日乗車券
えぇきっぷは叡山電車全線の1日乗車券で、大人1,200円、子ども600円です。出町柳、八瀬比叡山口、貴船口、鞍馬の各駅の券売機で買えます。市バスと地下鉄は含まれないため、乗る場合は別に乗車券が必要です。
貴船・鞍馬の紅葉2026:立ち寄りに便利な宿泊のおすすめ
出町柳と河原町:宿泊エリアと遅い時間の帰り方
紅葉ライトアップの時間帯に訪れるなら、京都市街の出町柳か河原町周辺に泊まると、叡山電車で戻る距離が短くて済みます。紅葉ライトアップ特別列車に乗る場合は、当日21:00までに出町柳駅の改札前に集合し、解散は約22:40です。交通手段は早めに計画してください。
ライトアップ運行の最終列車は、平日、出町柳駅発の鞍馬行きが20:43、鞍馬駅発の出町柳行きが21:02です。
紅葉ライトアップ特別列車に子ども料金はなく、子どもも大人のチケットが必要です。座席の種類は選べますが、席番号は指定できません。雨天決行で、荒天の場合は中止です。購入後は、お客様の都合による変更や取り消しはできません。
よくある質問
Q:叡電の紅葉トンネルは追加料金が必要ですか?
不要です。紅葉トンネルは鞍馬線の市原駅と二ノ瀬駅の間にあり、車内から眺めるだけで、下車はできません。通常の切符でもえぇきっぷでも通れます。
Q:貴船神社のライトアップは何日から何時までですか?
2026年の紅葉ライトアップは11月7日〜24日、日没後から約20:30までです。本宮の参拝は20:00までなので、参拝するなら19:00までの到着がおすすめです。
Q:鞍馬寺の本殿とケーブルカーは何時から開いていますか?
本殿の開扉時間は9:00〜16:15です。鞍馬山ケーブルは始発の上りが8:40、最終の下りが16:25で、定期点検日は運休します。公式発表で確認してください。ケーブルは20分ごとの運行です。
Q:貴船・鞍馬の紅葉のベストシーズンはいつですか?
北部は10月下旬ごろに色づき、例年11月中旬から下旬が見頃のピークです。12月初めでも紅葉が見られ、京都で紅葉を早めに楽しみたい人におすすめです。
Q:雨の日に貴船・鞍馬へ行く時の注意点は?
石畳は滑りやすいので、滑りにくいスニーカーや登山靴を履き、新品の靴やローファーは避けてください。雨の日は鞍馬と貴船の間の山道はおすすめできません。叡山電車で移動するほうが安全です。紅葉ライトアップ特別列車は雨天でも運行します。
Q:貴船神社の本宮参拝は有料ですか?
本宮の参拝は無料で、5月1日〜11月30日の参拝時間は6:00〜20:00です。水占いもこの時間内に行えます。参拝は年中無休です。
Q:鞍馬寺の愛山費はいくらですか?
入山には愛山費500円が必要です(2023年4月1日から)。ケーブルは寄進として別に支払い、大人片道200円、小学生以下片道100円です。
Q:紅葉ライトアップ特別列車はどう買えますか?
セブンチケットで受け付けます。2026年10月24日10:00から各運行日の当日20:00までで、満席になり次第終了です。座席の種類は選べますが、席番号は指定できません。
Q:鞍馬から貴船まで歩くとどのくらいかかりますか?
鞍馬寺公式サイトの区間ごとの徒歩目安は、鞍馬駅→仁王門約3分、→由岐神社約5分、→本殿金堂約20分、→魔王殿約30分、→貴船神社約20分です。




