宇治の紅葉スポット案内:見どころ7か所と2026年の開放状況
宇治は京都近郊の紅葉の名所で、半日で回るのにいちばん向いているエリアです。平等院・興聖寺・宇治川沿いは、1本の徒歩ルートでつなげます。Williamが選んだ紅葉スポット7か所は、宇治川と朝霧橋、平等院、宇治上神社、宇治神社、興聖寺、三室戸寺、萬福寺です。2026年秋の最新情報も載せています。
- 宇治川と朝霧橋:川沿いを歩く紅葉散策のスタート地点
- 平等院:鳳凰堂と阿字池に映る紅葉
- 宇治上神社:国宝の本殿と世界遺産
- 宇治神社:宇治上神社のすぐ隣、朱色の鳥居と紅葉
- 興聖寺:琴坂の紅葉トンネル
- 三室戸寺:西国第十番札所の紅葉の庭園
- 萬福寺:中国・明朝様式の伽藍と夜間特別拝観
2026年は先に知っておきたいことが3つあります。平等院は秋の夜間特別拝観を行いません。平等院鳳凰堂は11月10日・11日が終日修理作業です。萬福寺の夜間特別拝観はすでに始まっており、一部の日程が紅葉シーズンにかかります。
宇治の紅葉の見頃:11月中旬〜12月上旬
宇治の紅葉は、例年11月中旬から12月上旬が見頃です。三室戸寺の公式発表(10月29日)では庭園はまだ青葉が中心で、ウェザーニュースの見頃予測は11月16日からです。
今年は京都全体が遅めで、ウェザーニュースが10月8日に更新した予測では、京都・嵐山は約11月24日から見頃です。宇治の紅葉も11月下旬に合わせるのがおすすめで、出発前に三室戸寺公式サイトの庭園情報を確認してください。
三室戸寺の公式サイトは「本日の庭園」で庭園の様子を更新しています。YouTubeやInstagramでも庭園情報を発信しています。出かける前に確認すると、予測だけを見るより確実です。
興聖寺の琴坂は、観光ガイドでは11月下旬〜12月上旬が見頃とされています。
宇治半日モデルコース:宇治川・平等院・興聖寺を歩いてつなぐ
宇治の1日プランは、京阪宇治駅を出て宇治川沿いへ向かい、次に平等院、さらに上流側の宇治上神社・宇治神社・興聖寺へと進みます。ここまでは徒歩で回れますし、乗り換えは不要です。
萬福寺と三室戸寺はそれぞれ別方向にあり、電車での移動が必要です。1日で回るなら、午前に宇治川周辺を歩き、午後に電車で萬福寺へ向かう流れが組みやすいです。
宇治市が紹介している別の散策ルートは、黄檗駅からのスタートです。先に萬福寺を歩き、古道を通って宇治へ向かいます。
途中で宇治上神社と平等院を通り、ゴールはJR宇治駅です。
宇治へのアクセス:京都・大阪から宇治へ
京都から宇治へ:JR奈良線と京阪宇治線
京都駅からJR奈良線に乗れば、宇治まで直通です。平等院へはJR宇治駅からも京阪宇治駅からも徒歩約10分です。興聖寺と宇治上神社は京阪宇治駅のほうが近くなります。
京阪本線から宇治線に乗り換える方法もあり、乗り換え駅は中書島です。萬福寺(万福寺)へは、京阪宇治線・JR奈良線の黄檗駅で下車し、徒歩約5分です。
大阪から宇治へ:京阪本線から宇治線に乗り換え
大阪からは、京阪本線で中書島まで行き、京阪宇治線に乗り換えて宇治へ向かいます。京都市街に寄らなくても行けるので、日帰りにも向いています。
宇治のバス1日券:京阪バス全線
宇治市内の紅葉スポットは、ほとんどが徒歩で回れるため、バスのチケットは必ずしも必要ありません。宇治周辺まで足を延ばす場合は、京阪バス全線1日券を検討してください。
宇治の紅葉スポット:見どころ7か所
宇治川と朝霧橋:川沿いの紅葉散策
宇治川沿いは、宇治の紅葉散策でいちばん気軽に始められる起点です。京阪宇治駅から宇治橋東詰まで歩くと川沿いの遊歩道につながり、宇治川を上流へ進むと、11月には両側の山が少しずつ色づきます。
京都府の「やましろの紅葉」では、宇治川沿いの山並みが紹介されています。川沿いには朝霧橋があり、歩き疲れたら橋のそばで足を止めて川面を眺められます。
宇治市の散策ルートでは、宇治上神社から仏徳山のふもとを回り、観流橋を渡って朝日山の方へ進みます。
橋の下は流れが速く、川の中には伝承のある亀石があります。

- 🚉 アクセス:京阪宇治駅・JR宇治駅で下車し、宇治川沿いを上流へ散策
- 🎫 入場料:川沿いの遊歩道は無料
平等院:鳳凰堂と阿字池に映る紅葉
平等院の紅葉で最も有名な景色は、阿字池の水面に映る鳳凰堂です。11月に紅葉が色づくと、朱色の建物、楓、水面の映り込みが一度に写り、宇治を代表する構図になります。平等院の紅葉を撮るときの重要なポイントでもあります。
鳳凰堂は世界遺産「古都京都の文化財」の一つで、10円硬貨の図柄にもなっている建物です。平等院の公式発表では、例年の紅葉の見頃のピークは11月下旬ごろです。
2026年に避けたい点が2つあります。秋の夜間特別拝観は休止で、鳳凰堂のライトアップによる夜の紅葉はありません。11月10日・11日は鳳凰堂が終日修理作業で、作業員が建物の周りや屋根を歩くため、撮影時に写り込むことがあります。この2日は避けましょう。


- 🕘 庭園:8:45〜17:30(受付は17:15まで)、年中無休
- 🎫 入場料:庭園+ミュージアム鳳翔館 大人700円、中高生400円、小学生300円
- 🏛️ 鳳凰堂内部:別途300円(志納)、9:30〜16:10、20分ごとの入れ替え制で、1回の定員は35人
- 🍵 茶房 藤花:10:00〜16:30(LO 16:00)、月曜〜水曜は定休日(祝日の場合は営業)
- 🔗 公式ページ
宇治上神社:国宝の本殿と世界遺産
宇治上神社の本殿は国宝で、現存する最古の神社本殿建築とされています。世界遺産「古都京都の文化財」の構成資産でもあります。宇治上神社の参拝では、この建築そのものが見どころです。
秋には拝殿の周りの木々が黄色く色づき、紅葉散策の中で静かに過ごせる立ち寄りスポットになります。平等院から近く、興聖寺と同じ散策ルートでつなげられます。
鳥居をくぐると、ゆるやかな石畳の参道が続きます。鳥居には「離宮」の額が掛かり、神社は仏徳山のふもとにあります。
ここは菟道稚郎子が桐原日桁宮を営んだ場所と伝わります。境内の桐原水は、現存する唯一の宇治七名水です。飲用はできず、手を清めるのに使います。

- 🕘 参拝時間:9:00〜16:30
- 🎫 料金:無料
- 🚉 アクセス:京阪宇治駅から徒歩
宇治神社:朱色の鳥居のそばの紅葉と見返り兎
宇治神社は宇治上神社のすぐ隣にあり、祭神は菟道稚郎子命です。
秋に境内へ入ると、朱色の鳥居のそばの楓が赤く色づき、このあたりで写真を撮りやすい一角になります。
ここは菟道稚郎子の宮居跡と伝わり、亡くなった後にその神霊を祀ったのが神社の始まりとされています。
境内にはうさぎをかたどったものが多く見られます。

- 🕘 拝観:境内は自由に拝観できます
- 🚉 場所:宇治上神社の隣
興聖寺:琴坂の紅葉トンネル
興聖寺の紅葉の見どころは、総門からのびる琴坂です。ゆるやかな坂の両側の楓が参道を囲んで紅葉のトンネルになり、京都府の「やましろの紅葉」でも紅葉の名所として紹介されています。
琴坂の名は、そばの谷川の水音が琴の音のように聞こえることに由来します。興聖寺は曹洞宗の寺院で、1649年に永井尚政が再興しました。
琴坂は山門へ続く参道で、長さは約200メートルです。山門は竜宮造です。
琴坂と興聖寺庭園は、どちらも京都府の名勝に指定されています。興聖寺は道元禅師が開いた寺で、日本で最初の曹洞宗の寺とされています。


- 💴 拝観志納:500円、受付10:00〜16:00
- 🚉 アクセス:京阪宇治駅から徒歩
三室戸寺:西国第十番札所の紅葉の庭園
三室戸寺は西国三十三所の第十番札所で、庭園の楓は紅葉シーズンにとても美しく映えます。三室戸寺の紅葉は、約11月中旬から見頃に入ります。
公式発表(10月29日)では全体がまだ青葉で、一部が色づき始めた状態です。ウェザーニュースの見頃予測は11月16日からなので、行く前に公式サイトの庭園情報を確認してください。
10月6日の公式発表で、季節限定の御朱印「三室 紅楓」が案内されています。書き置きで、なくなり次第終了です。境内は飲食物の持ち込み、三脚の使用、ペット同伴が禁止です。週末は駐車場が混みやすく、公式は公共交通機関の利用を勧めています。
所在地は宇治市莵道滋賀谷21です。公式サイトの「拝観のご案内」に、拝観料・時間・交通が載っています。
御朱印の受付は12:00〜13:00の間、停止されます。この時間帯は避けてください。


- 🕘 拝観時間:8:30〜15:10(御朱印の最終受付は15:10)
- 🎫 拝観料:大人1,000円、小人500円
- 📅 休:8月11〜17日、12月29〜31日。気象警報が発令された場合は拝観中止
- 🔗 公式ページ
萬福寺:中国・明朝様式の伽藍と紅葉
萬福寺は黄檗宗の大本山で、1661年に中国の僧・隠元隆琦が開きました。伽藍は中国の明朝様式で、日本の寺院では珍しい造りです。天王殿・大雄宝殿・法堂の3棟が国宝です。
2026年は夜間特別拝観も行われます。日程と料金は、下の入場料まとめに載せています。
総門は牌楼式で、屋根の棟には摩伽羅像が載っています。魔よけの意味もあるといわれます。開祖の隠元禅師は、インゲン豆を日本に伝えた人です。
境内には国宝3棟のほか、重要文化財が約20棟あり、回廊や額も含まれます。毎月第2日曜日(2月と8月を除く)には「ほていまつり」が開かれ、天王殿では布袋像を見られます。

- 🕘 拝観時間:9:00〜17:00(受付は16:30まで)
- 🎫 拝観料:大人500円、高校生・大学生500円、中学生・小学生300円
- 🚉 アクセス:京阪宇治線・JR奈良線の黄檗駅から徒歩約5分
- 🅿️ 駐車場:あり
- 🔗 公式ページ
宇治の紅葉スポットの入場料まとめと夜間拝観
宇治の紅葉スポットの入場料と開放時間
| スポット | 開放時間 | 料金 |
|---|---|---|
| 平等院 | 庭園 8:45〜17:30 | 庭園+鳳翔館 大人700円、鳳凰堂内部は別途300円 |
| 宇治上神社 | 9:00–16:30 | 無料 |
| 興聖寺 | 10:00〜16:00(拝観受付) | 拝観志納 500円 |
| 三室戸寺 | 8:30–15:10 | 大人1,000円、小人500円 |
| 萬福寺 | 9:00〜17:00(受付は16:30まで) | 大人500円 |
平等院の夜間特別拝観2026:秋は休止
平等院の夜間特別拝観では鳳凰堂がライトアップされ、以前は春と秋の恒例行事でした。公式発表(9月9日)によると、2026年春の開催後は休止となり、2026年秋は行われず、再開時期は未定です。
ネット上の古い情報には平等院の夜間ライトアップが載っていることがありますが、2026年は当てはまりません。夜の紅葉を見たい場合は、萬福寺の夜間特別拝観を訪れるのがおすすめです。
夜間は拝観できませんが、昼間はミュージアム鳳翔館を見学できます。特別展「もののふと宇治」第3期は、9月29日から12月13日までです。
11月2日から27日まで、鳳翔館の「扉絵の間」は終日閉鎖されます。混雑時は、一部の展示が閉鎖されることもあります。
萬福寺の夜間特別拝観:光のアートと国宝
萬福寺では2026年、夜間特別拝観と光のアート「漆黒に浮かび上がる―国宝を抱く紅龍」が開催され、夜に国宝や重要文化財を見学できます。時間は17:00〜21:00、夜間拝観料は大人1,000円、中高生500円、小学生以下無料、多言語音声ガイドアプリは1,000円です。
紅葉シーズン中の開催日は、11月が6〜8日・13〜15日・20〜22日・27〜29日、12月が11〜13日・18〜20日・25〜27日です。2027年2月21日より前にもほかの日程があり、詳細は公式発表で確認できます。
夜には「夜の特製普茶弁当」と「夜の煎茶会」もあり、どちらも完全予約制で、公式の専用予約サイトから申し込みます。11月3日には隠元禅師大茶会もあり、10:00〜16:30、参加は無料で、入山料は別に支払う必要があります。
宇治観光の宿泊先:京都駅と河原町周辺
宇治半日モデルコースの宿泊プラン
宇治は日帰りがしやすく、宿泊は京都駅か河原町周辺が選べます。京都駅からはJR奈良線で宇治へ、河原町周辺からは京阪電車に乗り、宇治線に乗り換えます。
宇治を朝一番に回りたい場合は、前日に京都駅の近くに泊まり、翌朝早めに電車で向かうと、人出が増える前に平等院を回れます。
よくある質問
Q:宇治の紅葉はいつ頃が一番きれいですか?
宇治の紅葉は、例年11月中旬から12月上旬が見頃です。三室戸寺の公式発表(10月29日)では庭園はまだ青葉が中心で、ウェザーニュースの見頃予測は11月16日からです。行く前に公式の庭園情報を確認してください。
Q:2026年、平等院の夜間特別拝観はありますか?
ありません。平等院の公式発表では、2026年秋は夜間特別拝観を行わず、鳳凰堂の夜間ライトアップもありません。再開時期は未定です。
Q:京都から宇治へはどう行きますか?
京都駅からJR奈良線でJR宇治駅へ行けます。京阪線で中書島まで行き、宇治線に乗り換えて京阪宇治駅へ向かう方法もあります。平等院へはどちらの駅からも徒歩約10分です。
Q:平等院鳳凰堂の内部は別料金ですか?
はい。庭園と鳳翔館のセット料金とは別に、鳳凰堂内部は300円(志納)が必要で、庭園内の内部拝観受付で時間券を受け取ります。2026年10月16日から1回の定員が50人から35人になり、繁忙期は待ち時間が長くなります。
Q:宇治で紅葉が見られるのはどこですか?
宇治川沿い、平等院、宇治上神社、興聖寺、三室戸寺、萬福寺が紅葉スポットです。宇治川・平等院・興聖寺・宇治上神社は1本の徒歩ルートでつなげられ、三室戸寺と萬福寺は電車での移動が必要です。




